次々に飛び込んでくる予期せぬ問題や顧客からのクレーム。問題解決や業務効率化を目指し、システム導入を進めている企業が数多く存在します。しかし、導入後も状況が改善されず、ライバル企業の戦略に先を越されたまま、失敗に終わる企業も少なくありません。
そのような状況を生まないためにも、システム導入のステップを把握しておくことが大切です。
失敗に至る原因として第一に考えられるのが、明確に目的が定まっていないことです。多くの企業が利益を優先させることに意識が偏りがちですが、導入の目的が曖昧では「単に導入することが目的」「現行通りの機能実現」となる結果に陥ってしまうケースも多々あります。システム導入はあくまでも何かをやり遂げるための手段にしか過ぎません。「本来達成すべき目標は何か」など目的を事前に定めることで、導入後のリスクも低くなります。
そして次に考えられる失敗原因が、システム導入や維持管理の体制が整っていないことです。課題解決に必要な機能が備わったシステムを導入しても、その仕組みを現場の社員に落とし込まないと、後々混乱が生じる恐れがあります。日本ではシステム導入に失敗すると「技術面に問題がある」と指摘する企業が多い傾向にありますが、実際はコミュニケーションミスにより発生した問題が起因となることが多いです。
そのため、経営者がシステム導入に積極的に関与して、方針や方向性を指し示す体制づくりを行うことが大切です。
システム導入計画をスムーズに進めるために活用して頂きたいのが「システムコンサル」です。企業が抱える様々な問題点と原因を分析し、経営戦略を踏まえて問題解決へと導きます。
例えば、業務効率化・システム改善を目的として、世界トップクラスのシェアを誇るERPパッケージ「SAP」の基幹システムの導入などを行う際に、SAP標準機能、拡張機能、SAPの開発言語「ABAP」で実装する事の実現範囲とリスクを明示化することにより、導入目的の達成のみならず、導入後のシステム運用保守の負荷軽減・コスト削減までも見据えることが重要な要素となります。
企業の立場にたち円滑なシステム導入をサポートする為にも、専門的な知識と豊富な経験を併せ持ったシステムコンサルのサポートが必要となります。
弊社では企業、事業者へ最適な人材・ソリューションを提供するコンサルティング事業を行っています。
SAPなどの基幹システム導入やIT戦略の構築を行うシステム・コンサルティングをはじめ、人事・組織・業務を軸にビジネス改革を目指すビジネスプロセス・コンサルティング、プロジェクト管理・推進・評価を行うアドバイザリ・コンサルティングなどの支援事業を手掛けており、実践的なノウハウをご提供いたします。
人のニーズと企業のニーズを最適な形でコネクトできるよう支援いたしますので、システムコンサルをお探しの方はお気軽にご相談ください。